電源が大切なのは本当です
パソコンの性能を語る際、性能を発揮するパーツだけが注目されがちです。グラフィックボード、CPU、メモリは確かに大切です。でもそれらのパーツが性能を発揮するためにサポートしてくれる存在を忘れてはいけません。
それが電源です。BTOパソコンやゲーミングPCの選び方を調べると、「電源は重要!」とみんなが書いています。でも電源の良い悪いってイメージしづらいですよね。良い電源を選んだからってそんなに嬉しいことがあるのでしょうか?
電源が悪いとパソコンの性能が下がる
電源は各パーツにパワーを供給しています。パワーが足りないと全力で走れないようなものです。ゲーミングノートPCが良い例です。ノートPCはバッテリーを取り外しでも、ACアダプタをつければ動作します。
普通に使っている分には気にならないでしょう。しかしバッテリーが装着されていないと、電源供給料が下がってしまいます。するとCPUやグラフィックボードにパワーが行き渡らず、本来の性能を発揮できないのです。
実際にベンチマークスコアを計測してみると明らかです。バッテリーを装着した時としない時で、ベンチマークソフトを動作させたら、20%もスコアに違いが出るのです。実はこれは私の経験談です。
デスクトップも同様で、電源容量が足りないとCPUやグラフィックボードの性能が低くなります。ちょっと足りないくらいならまだいいです。全然足りないと動作すらしません。
壊れやすいかどうかは判断しにくい
「電源は最悪の場合、他のパーツを巻き込んで壊れる」なんて意見もあります。これは事実です。ただ、どんな電源がそんな酷いことになるのかはわかりません。判断できません。
メーカー、コンデンサなどで区別することができるものの、安物の電源を選んだからといって、高確率で壊れるなんてことはありません。もし高確率で壊れていたら大ニュースになっているはずです。
もちろん世間的に信頼されているメーカーやコンデンサは存在します。でも結局のところ運次第です。誰も電源故障の統計をとったわけではありません。ほとんどの場合イメージで語られています。
だから注目すべきは容量と80PLUSだけでいいです。容量に余裕を持たせておけば性能が下がることはありません。80PLUSのGOLD以上を選んでおけば、電源の温度が下がり、電源だけでなくゲーミングPCの寿命も伸びます。
これでもまだ心配なら人気の電源メーカーを選びましょう。ドスパラなら日本で人気の電源メーカーから選べます。