CAD用PCはグラフィックボード選びに要注意!
パソコンでCAD、CAM、CAEがサクサク動くかどうかは非常に重要です。生産性に直結しますし、ガクガクだとイライラして設計にミスが生じるかもしれません。
ではCADを始めとした設定ソフトをサクサク動かすには、どのようなスペックのパソコンが必要なのでしょうか。CPUやメモリはもちろん大切です。でも意外と知られていないのがグラフィックボードです。
QuadroでCADがサクサクになる
グラフィックボードといえばゲームを動かすためのパーツというイメージがあります。確かにゲーム用途が主流ですが、CADのような3Dを扱うソフトでも威力を発揮します。
グラフィックボードがあるのとないのとでは軽さに大きな差がでます。むしろCADのように複雑で細かい処理をさせるためにはグラフィックボードが必須です。
現在主流のグラフィックボードはNVIDIA GeForceシリーズです。しかしCADにはGeForceを選ばないでください。GeForceシリーズはゲーム用であり、DirectXの処理に特化しています。
そこでおすすめなのが同じNVIDIAのQuadroシリーズです。Quadroはクリエイターのためのグラフィックボードで、OpenGLの処理に最適化されています。CADはOpenGLで動いているため、Quadroこそがベストチョイスです。
CADにおすすめのBTOパソコン
Quadro搭載パソコンといっても様々です。CPUの違い、メモリ量の違い、そしてQuadroにも色々な種類があります。そこでCADにおすすめのBTOパソコンを選んでみました。
ドスパラ 「raytrek ZQ2」
日本で一番人気のあるBTOメーカーであるドスパラにはCAD用パソコンがあります。どれもQuadroを搭載しているので、「さすがわかっているな!」と関心します。
なかでもこのデスクトップは評判のいいQuadro P2000を搭載し、メモリやSSDの量もちょうどいいパーツ構成です。それなのにこの価格は激安です。CAD用として最高におすすめのBTOパソコンです。
ドスパラ 「raytrek ZQ4」
あなたがCADやCAM、CAE設計のプロなら、CPUやメモリを強化すべきです。複雑な設計を組んだ場合、メモリが多くないとどうしても重くなります。メモリが多ければ多いほどいいのです。
また、メインの処理をするCPUも重要です。Core i9-9900KFは超高性能なCPUです。Core i5やCore i7などとは性能が全然違います。だからCADの仕事をしている人には、こちらのBTOパソコンがおすすめです。メモリは後から簡単に増設できますが、CPUの交換は難しいので、高性能CPUを搭載したパソコンを買ったほうが後悔しません。