やりたいことによって必要なメモリ量は変わります
パソコンの性能を測る指標として最もわかりやすいのがメモリ量です。メモリが何GB搭載されているかで、ミドルスペックなのかハイスペックなのかがわかります。でもたくさん搭載すればいいというものでもありません。
簡単な作業しかしないのに32GBものメモリを搭載しても全く意味がありません。他のパーツにお金をかけたほうが快適性が増しますし、無駄がありません。そこでパソコンで何をするのかに応じて、おすすめのメモリ量をご紹介します。
WEBサイト閲覧、オフィス編集なら4GB
インターネットで好きなサイトを見たり、WordやExcelを使うくらいなら4GBで充分です。2GBだとさすがに重いと感じることがあります。最近は新しいOSのほうが少ないメモリでもしっかり動いてくれるので、4GBあればサクサクです。
ただ、ブラウザでたくさんタブを開く人は要注意です。たくさんのタブを開くと、使用メモリがどんどん上昇します。特にGoogle Chromeはタブを30個以上開くと急激に重くなります。
動画視聴、軽いオンラインゲームなら8GB
最近はパソコンで動画を見る人が増えています。しかも動画を高画質化が進んでいます。Youtubeやニコニコ動画だと100MBの動画が当たり前になっています。高画質な動画は4GBだとカクカクになる可能性があります。充分なメモリ量を確保することで滑らかに再生できます。
そしてオンラインゲームも8GBがおすすめです。8GBあればほとんどのオンラインゲームの推奨スペックをクリアしています。メモリの世代はDDR3でもDDR4でも構いません。まずはメモリ量が8GB以上あることが大前提です。
重いオンラインゲーム、動画編集なら16GB
オンラインゲームによって重さは異なります。最新ゲームは解像度が上がり、グラフィックが綺麗になっていて、ハイスペックPCでないとガクガクになってしまいます。すでに推奨スペックが16GBになっているゲームもあります。だからこれから最新ゲームをプレイしていきたいなら16GBがおすすめです。
動画を見るのではなく作成したい場合も16GBがおすすめです。動画の素材を読みこんだり、エンコードする際にメモリをガシガシ使用します。プレビューや動画編集を快適にするためには8GBでは足りません。
画像編集・RAW編集なら32GB以上
Photoshopで高解像度・大容量な画像を扱うなら32GBがおすすめです。例えば衛星画像を解析しようとすると、1枚の画像が50GBを越えたりします。写真のRAW画像も10GB以上になるのが普通です。
そうなるともう16GBでは全然足りません。Photoshopに画像を読み込んで、編集する時にメモリ量が非常に重要になります。むしろプロなら64GB搭載すべきです。でもとりあえず32GB搭載しておいて、重いと思ったら増やしましょう。